ＡＤＨＤで人の空気が読めなくても仕方ないと諦めよう【皆のADHD体験談】

おっす！おら佐山。

前回の記事で募集したところ、快く体験談の作成を引き受けてくださった方が現れたので、ついに記事として紹介致します！

今回佐山はほとんど手直しせず、自分の言葉でADHDに関する体験談を紹介して頂きました。

それでは、さっそくADHDの症状と向き合ってこられた畑さんのADHD体験談をご覧ください。

畑さんの自己紹介

畑です、今、４０代の男性です。

 

小さい頃から落ち着きなかったり、忘れ物多かったんですが人間関係上、良好だった為、全く障害あるとは意識なかったです。

 

大学出て、就職先は、小売業界に就職しました。今考えると、私のADHD上の特性、優先順つけられないのによくその業界にいったか不思議です。

 

入社してから気合と根性で仕事はしてきました。企業は２社、業界歴は約17年いました。でも、役職が上がるにつれて責任重くなるし、業界上、突発業務が多く（お客様からのクレームなど）、またキャパも増え、

 

最後は副店長になりましたがその頃から今のように優先順がつけられなく、物事の同時処理が出来ずに、自分を責めるようになり、またその頃結婚してましたが、妻から話を聞いてないとか言われ落ち込む毎日でした。

 

だって話がわからないんですもん。頭の中で。

 

病院に行きましたが個性と言われ終わってしまい、結局、悩む事になり妻からは三行半をつけられ離婚。仕事も過労で退職。

 

その後、今の精神科医にかかり、ADHDと２次障害の双極性障害と診断を受け、医師のアドバイス、薬の処方を受け、自分の対処法を勉強し、就労移行支援事業所に通い、１年後、障害者枠で働いてます。

 

以上です。宜しくお願い致します

 

 

ADHD体験談

十年間、ＡＤＨＤの疑いがあるにも関わらず、病院にも個性だと決めつけられ、

妻からもだらしない、空気が読めないとかで離婚させられ、職も失いながらも

何とかＡＤＨＤと診断をやっと受け、今、障害者枠で働き始めました。

 

診断を受けて働き始めて色々とＡＤＨＤについて勉強したり、体験してわかった

事があります。

 

ＡＤＨＤの衝動買い、後は何かをしながら別の事に気を取られ、段取りが組めず

ぐちゃぐちゃになるとか、同時処理ができないとか、特性として多いと思います。

 

私もそうです。今現在も。

 

でもこれらは、あえて金銭面は周りに管理してもらう。

 

他の事に気が散って全てぐちゃぐちゃになるとか、同時処理が苦手とかは、メモを貼ったり、スケジュール化したりすれば、いくらか対処ができると思います。

 

でも対人関係に関しては、私もあるんですが、空気が読めない。相手からわからない事があったら、聞くように言われても何がわからないかわからない。

 

後は人が話している最中に口を挟む。メモを取るにも何を話しているかわからくなる。

等色々ありますよね。

 

これらに関しては、対処本とか仕事面で当事者が読む本、上司が読む本とか販売してしてますが、全て思い通りにとか軽減なんてできないと思います。

 

それは、各自が接する相手の性格、個性でうまくいくこといかないことありますから、相手もロボットでなく人間ですがらそんなにうまくいくはずはありませんね。

 

だからこそ、相手には自分の対人関係で苦手な事をきちんと伝えてみることは大事だと思います。でもそこから先は、相手次第です。

 

相手がマッチングすれば良いけど全てがうまくいく可能性は低いと思います。

 

ですから、相手に自分の特性を伝えた後は、身を委ねる、難しい事は仕方ないと

諦めることも大事ですね。

 

相手にまたかよとかイラつかせるかも知れないけど、

そればっかりは仕方ないとおもいます。

 

だってＡＤＨＤだもん。難しい事は仕方ないです。悩もうが悩むまいがそれ

はどうにもならないです。ですが諦めるしかないですね。

 

ただ、諦めた後、ストレスになりますね。その際には同じ特性を持った仲間

と話せればストレスにならないと思います。

 

私は当事者会で知り合った方と話してスッキリしています。

 

後は私のブログ

頭の中がグルグルフル稼働！発達障害中高年のブログ

頭の中がグルグルフル稼働　中高年発達障害40代おやじのブログもにも色々書いてあります。

 

 

畑さんへのQ＆A

・ADHDかもしれないと、診断を受ける決め手やきっかけになった具体的な出来事はありますか？

　元妻と結婚してからですが、妻の言っている事が頭に入らず、聞いていないと言われ、また、

　料理をしながら、別の事が気になり火をつけっぱなしにしていたことを忘れ、家を火事にしそうに

　なりました。

　そこから、妻が私が変だと思い、受診をしました。結局診断はつきませんでしたが、、、

 

 

 

・発達障害者と診断されることに抵抗や不安はありませんでしたか？ちなみに佐山は安堵しました。

　上に書きましたが、妻から言われ、色々病院にかかりましたが個性だと言われ2年間耐えてきたので

　安心しました。

 

 

・医療用医薬品（コンサータなど）やサプリメントは服用していますか？している場合実際に感じた効果や副作用について教えてください

　コンサータは最近服用しました。コンサータがあまり効果がなくて。

　仕事上は飲んだら不注意、集中力がすぐつき助かっております。ただ、佐山さんもご存じの通り効果が12時間くらいですので、切れた後は正直しんどいのと、昼御飯が食べれなくなり、やせました。ただ、仕事するにあたり必要なので辞めれない状態です。

 

 

・ADHDと認めてもらえないのはつらいですね。その経験を経て、病院選びの際注意した方が良いことはありますか？

   人の口コミ等で選ぶことも大事ですが、やはり医師との相性ですかね。後は、科学的な検査やテストで判断されるのは機械的にしか判断されないので、それのみで判断されるのは危険だと思いました。現に受けた病院がそうでした。

　それも必要ですが、ご本人の昔の材料となる物を提示してもらったり(昔の通知表とか)、場合によりますが、身内からもヒヤリングをする事も大事だと思います。昔の当事者の性格、後は通知表の教師のコメントからも判断できると思います。

　私はそのような病院が自宅の近所にあり、診断を受けました。テストと昔の私の特性を総合的に判断してもらいました。

　また、身内を連れていきましたので、医師が両親にはっきり、私の障害を伝えてくれたので助かりました。

 

 

・障害者枠で働いてみて、通常の雇用と大きく異なる点は何ですか、やっぱり障害者枠のほうが働きやすい？

　障害者枠で働いてみて、通常の雇用と違う点は、自分が障害の特性上苦手な事を企業に伝えているので、

　努力をして難しい事を配慮をうけやすい。後は、残業とか業務過多にならないようして頂いている。その

　点ではよいと思います。ただ、ＡＤＨＤは外見からは普通にしみえないので、きちんと努力しても難しい

　事を伝えて、その上こうしてほしいと言わないと厳しいと思います。

 

 

 

・自分の特性や苦手な事をしっかり伝える事は、佐山にとっては凄く恥ずかしくて勇気がいることなのですが、職場の人以外（友人、家族など）にもADHDだということは伝えていますか？伝えてみてどのような反応でしたか？

　私は全て自分自身の障害特性を伝えることは恥ずかしくありません。まわりに自分がこういう特性があり、努力しても、これは難しいからとか全て伝えています。正直、いい顔してくれない人もいますが、伝えて当事者でないから理解してくれているかわかりませんが、きちんと相手に伝えることでトラブル回避にもなりますし、実際トラブルを起こしてしまっても相手はしょうがないかと思ってくれています。

　言わないで相手ともめるのはやなんで

 

・ADHDの当事者会…佐山には未知の世界です。ネットで調べるんですか？皆良い人？笑 

　

　ネットで調べて参加しています。当たりはずれの会結構ありました。後はやはり障がい

　の認定を早くもらっている方とか私と経緯が違う方もいます。ただ何人かとは私と特性

　も同じで色々アドバイスをもらったり勉強になる事もあります。勇気がいりますが、顔

　が見える方で同じ障害特性のある方と知り合いになれるのはよいかなと思っています。

 

 

 

・同じADHDで悩む40代に伝えたい事はありますか

 

　40代でＡＤＨＤで悩まれている方に対しては伝えたい事としては、その年代まで頑張ってこられた

　訳ですが、あまり貪欲に生きていかなくてもよいのではと思います。家庭や生活等で頑張らなくて

　はならない方もいらっしゃると思いますが、十分頑張ってこられた訳ですから、出来ることをやって

　いけばよいかと思います。仕事をされている方も後20年少しで定年退職になりますし、無理せずできる

　事をこつこつとやっていけばよいかなと思います。

 

 

・ADHDで悩む10代、20代に人生のアドバイスをお願いします。

 

　若い方でＡＤＨＤかもと思われたら、診断を受けてみた方がよいと思います。また障害を受けられた方は、若いうちに受けれた訳ですが、自分の特性を理解し、無理しないでやりたい事、出来る事をやって生きてってほしいと思います。

　合う仕事わからないとかあると思いますが、1年は52週間あります。2週間おきに仕事を変えても26社で働けます。

　そのなかでまずは自分にある職種を探し、その後会社を探せばよいかと思います。若いうちに障害特性を知っておけばあまり苦労はしなくて済むかと思います。

 

 

 

・ご自分でもADHD当事者ブログを運営されているかと思いますが、なぜブログを作ってまでADHDの体験を発信しようと思いましたか？今回記事を書いてみた感想もあれば是非。

　私よりＡＤＨＤの件でお悩みになられている方もいますが、私も10数年認定をされず、自分でおかしいと思いながら生活してきました。また離婚など色々なものを失いました。私なりに苦労した事を発信して、同じような事にならないように少しでもＡＤＨＤの方の役に立てればよいかなと思い発信しました。

 

 

・最後に、ADHDに悩む全ての人へメッセージを簡単にお願いします！

　ＡＤＨＤは人それぞれ特性が違います。特性はひとくくりにはできないですよね。

　でも障がいを持っている事実は一緒です。頑張ってとか、頑張るという言葉は、

　私は個人的に好きではありません。色々苦労しながらも生活されているだけで十分

　頑張っていると思いますのであまり無理をなさらないでください。対人関係で苦労

　されている方も多くいらっしゃると思いますが、所詮、相手の気持ちは健常者同士

　でもお互い分かり合えるはずでないから気にしないでようかなと思います。

 

畑さんが、ADHDに関係する全ての方へ聞きたいこと

ADHD認定受けてからというかこういう特性がある、苦手な面があるとわかっていて人に話すのは全然、苦じゃないですが、やはり人に理解してもらうのは、難しいと思います。相手も人間ですし、感情ありますから。

私のように身内で父母しか理解がなくて、友人、兄弟とか全く理解ないと孤独感が半端ないですね。ストレスが半端なく、結局諦めの境地になりました。

 

皆さんはそういった場合、どうされてるのかお聞きしたいです。

 

当事者会に参加した理由も、それを改善したいが為です。

 

それを聞きたいと思います。

 

佐山の個人的な感想

畑さん、ありがとうございました！

畑さんは、佐山が出来ていない、障害を普段の生活でも受け入れ、周囲の人たちに正直に伝えられているという点において、すごく尊敬しています。

事前にADHDという障害の特性、苦手な事を正直に伝えるということは、当然周囲の理解にも繋がりやすくなり、とても重要なんだなと改めて思いました。

畑さんはADHDと中々診断されず、とても苦労されたようですね。

また、畑さんの聞きたいことですが、佐山の場合は家族にはとてもよく理解してもらっており、たまに実家に帰省したときもADHDについては触れてこず、

たまーに、「仕事の調子はどう？」だとか、「薬効いてる？」だとかさり気なく聞いてくれる程度に留まっております。

それも、佐山の性格を理解した上で、家族なりの気遣いだと分かるので、孤独感は感じたことがありません。とても居心地がよく些細な幸せすら感じます。

また、家族以外では本当に信頼が出来る親友以外には佐山はADHDであることを打ち明けておらず、畑さんのように本当の意味で自分の弱さを認めて周りに伝えることが出来ていないので、佐山では畑さんの質問に対して明確な自分なりの回答をすることが出来そうもありません。

年代、性別、性格によって、様々なADHD体験談が生まれることを改めて実感できた畑さんの記事でした。

改めて記事作成ご協力感謝いたします。

畑さんに何か質問されたい方は、気軽にコメントお願い致します！

まだまだADHD体験談も募集しています！

少しでも気になる方はお問い合わせフォームから是非まずはご一報お待ちしております。

ADHD体験談募集の詳細記事

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